康京和（カン・ギョンファ）韓国外交部長官が２６日（現地時間）、スイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会ハイレベル会合に参加して慰安婦に関する発言をするものと見られる。

韓国外交部によると、康長官は日本時間２６日９時ごろ、国連人権理事会ハイレベル会合で基調演説を行う。約１０分前後の演説で康長官は日本慰安婦問題に触れると発表された。特に、今回の康京和長官の慰安婦言及は鄭鉉栢（チョン・ヒョンベク）韓国女性家族部長官の「性奴隷」発言後に出るものでさらに注目される。２２日（現地時間）、韓国女性家族部の鄭鉉栢長官は国連女性差別撤廃協約第８次国家報告書審議に韓国政府代表として出席し、ことし８月ごろに「慰安婦研究所（仮）」を設立する計画を明らかにしながら「慰安婦および性奴隷に対する資料を集めている」と話した。　

これに対して日本外務省は報道官談話を発表し、「『性奴隷』という表現は事実に反することで使ってはいけないというのが日本側の考え」とし、「韓国代表団が今回性奴隷という表現を使ったことは日本として受け入れがたく、非常に遺憾」と明らかにした。　日本の河野太郎外相も２３日、「２２日（現地時間）、スイス・ジュネーブで開かれた国連女子差別撤廃委員会会議で、韓国の鄭鉉栢女性家族部長官が慰安婦問題に関連して『性奴隷』という表現を使った」とし「極めて遺憾」と述べた。